患者向け

薬剤師のつぶやき

【薬剤師解説】マイクロファインプラスとナノパスニードルの違い|処方箋調剤での正しい使い分け

はじめにインスリンやGLP-1受容体作動薬の普及により、**ペン型注入器用の注射針(ペンニードル)**は処方箋調剤で日常的に扱う医療材料となりました。中でも使用頻度が高いのがマイクロファインプラス(BD社)とナノパスニードル(テルモ)です。...
薬剤師のつぶやき

ナウゼリン錠・ナウゼリン坐剤はなぜ調剤過誤を起こしやすいのか

多くの患者さんが経験する吐き気や嘔吐の症状に対して、ナウゼリンはその効果が広く認識されていますが、錠剤と坐剤では使用方法や用量において異なる点が存在します。主な適応症には、乗り物酔いや特定の病に関連した吐き気、さらには手術後の悪心などがあり...
薬剤師のつぶやき

「抑肝散」と「抑肝散加陳皮半夏」の違いを薬剤師目線で

薬剤師が処方意図を読み取れるレベルで、病態・体質・症状・論文的背景を踏まえて比較します。抑肝散加陳皮半夏がより適するのは:〇 抑肝散の適応(怒り・興奮・不穏)を満たしつつ〇 胃腸虚弱・食欲不振・悪心・痰が絡む〇 高齢者・虚弱者・長期投与が想...
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抑肝散と加味逍遙散・半夏厚朴湯・柴胡加竜骨牡蛎湯・桂枝加竜骨牡蛎湯の比較

抑肝散が「どのような人に最も効果的か」を、他の代表的な漢方(加味逍遙散:24・半夏厚朴湯:16・柴胡加竜骨牡蛎湯:12・桂枝加竜骨牡蛎湯:26 など)と比較しながら、薬剤師視点で比較していきます。結論の要約と全体像抑肝散が最も効果的なのは:...
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抑肝散の作用の仕方-薬剤師の頭

抑肝散は古くから使用されている漢方処方であり、実臨床での有用性を支持する多くの基礎データや実証的観察研究が揃っています。現場でもよく見かける漢方ですが、何となく落ち着かせるイメージを漠然ともっているのではないでしょうか。そこで、論文ベースど...
薬剤師のつぶやき

頻出漢方と薬剤師目線の注意点

①よく処方されるツムラの漢方薬🥇 抑肝散(ツムラ54)主な処方背景認知症BPSD不眠・易怒性小児の夜泣き薬剤師視点甘草含有 → 低K血症効果なくても「とりあえず継続」されやすい→ 3か月以上で変化なし → 疑義照会候補患者説明に使える「一言...
薬剤師のつぶやき

薬剤師目線の漢方処方

① ツムラ漢方の基本的な考え方(西洋薬との違い)■ 病名ではなく「証」を見る西洋薬:病名 × 成分漢方薬:体質・状態(証)× 方剤薬剤師としては→「この患者さん、冷え?虚?水滞?気滞?」をイメージできると一気に理解しやすくなります。② 現場...
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SPトローチが今も処方され続ける理由

① なぜ今もSPトローチは削除されないのか結論「効くから」ではなく「安全・安価・責任を取りやすい」から① 安全域が異常に広い局所作用全身吸収ほぼなし重篤副作用ほぼゼロ→高齢者・妊婦・併用薬が多い患者にも出しやすい② 抗菌薬適正使用の“逃げ道...
薬剤師のつぶやき

SPトローチは本当に処方する意味があるのか?

① SPトローチは「意味がある処方」か? YES(ただし条件付き)SPトローチは「症状を取る薬」ではなく「感染コントロール・保険的処方」としては、今でも一定の意味があります。ただし、× 「のどが痛いからとりあえず」× 「風邪=SPトローチ」...
薬剤師のつぶやき

SPトローチの有効性 — 科学的根拠と作用機序

➀SPトローチとは何かSPトローチは、主に有効成分として デカリニウム塩化物(Dequalinium Chloride) を含む トローチ(口腔咽喉用のど飴型製剤) です。日本では「SPトローチ0.25 mg『明治』」として処方され、口の中...